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体外受精による妊娠
体外受精による妊娠は、近年その実施例が増えてきた不妊治療の代表的なものの一つです。
体外受精は、性行為による女性の体内での受精ではなく、精子と卵子を採取して、人間の体外の培養液中で人為的に受精させることを差します。そしてこの受精卵を女性の体内に移植することで妊娠をさせるというものです。
このような体外受精は、その概要を簡易的に書けば簡単そうですが、実際は精子や卵子の採取が難しいケースなども多く、そういった意味では体外受精によって必ず妊娠できるというわけではありません。
また体外受精は、よく「人工受精」と混同した認識がされがちですが、「人工受精」とは精子を人為的に子宮腔内に注入するものであって、体内で受精させるという点で体外受精による妊娠とは異なるという事をお忘れなく。
体外受精による妊娠の手順
体外受精による妊娠の手順を大まかに解説すると以下のような手順となります。
(1)採卵前に卵巣を刺激し、卵胞を大きくし卵を熟化させる
(2)採卵
(3)精子調整:採卵した卵子と精子を合わせる前に、より良い精子を集める
(4)媒精:卵子と精子を合わせる。採卵後4時間後ぐらいに行う
(5)授精の判定。媒精17〜19時間後に行う
(6)黄体期管理。胚移植前日あたりから、黄体ホルモンを注射
(7)胚移植。通常、採卵後2〜3日後に行う
(8)妊娠判定。胚移植後14日目に行う。
といったものです。
この体外受精による妊娠の成功率(1回の体外受精卵で出産できる確率)は、通常15%〜20%、成功率が特に高い施設でも40〜50%ほどだと言われています。
そう考えると体外受精の成功率自体は決して高いものではなく、体外受精をしたからといって、1回で妊娠が成功するとは限らないということがこの数字からもわかります。
体外受精による妊娠の成功率の向上に向けては様々な医学的なアプローチと研究が行われており、体外受精による妊娠が失敗した場合は、医師と相談しながら次の方法を考えることになります。
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